ja-JP/about_Providers.help.txt

TOPIC
    about_Providers

簡単な説明
    PowerShell がデータストアへのアクセスを提供する仕組みである
    プロバイダーについて説明します。

詳細な説明
    PowerShell プロバイダーは、特殊なデータストアへのアクセスを提供し、
    その内容を表示したり管理したりしやすくする .NET プログラムです。
    データはドライブの中に現れ、ハードディスクドライブと同じように
    パスを使ってアクセスできます。

    プロバイダーを使うと、さまざまな種類のデータを、同じコマンドレットを
    使って同じ方法で管理できます。たとえばファイルシステムの操作に使う
    コマンドレットを、レジストリや証明書ストア、変数、環境変数の操作にも
    そのまま使えます。各プロバイダーは独自のドライブを公開し、それらの
    ドライブの内容をファイルやフォルダーのように扱えます。

    ドライブ内のデータには、相対参照や絶対パスでアクセスできます。
    パスの区切り文字には円記号(バックスラッシュ)を使い、ピリオド 1 つ
    (.)は現在の場所を、ピリオド 2 つ(..)は 1 つ上の階層を表します。
    プロバイダーがホームディレクトリを設定している場合は、チルダ(~)が
    そのホームを表します。

  組み込みプロバイダー
    PowerShell には次の組み込みプロバイダーが含まれます。各プロバイダーは
    ドライブを公開し、特定の種類のオブジェクトを返します。

    名前 ドライブ 公開するオブジェクト
    ---- ---------- --------------------
    Alias Alias: AliasInfo
    Certificate Cert: X509StoreLocation、X509Certificate2
    Environment Env: DictionaryEntry
    FileSystem C: など FileInfo、DirectoryInfo
    Function Function: FunctionInfo
    Registry HKLM:、HKCU: RegistryKey
    Variable Variable: PSVariable
    WSMan WSMan: WSManConfigContainerElement

    Certificate、Registry、WSMan の各プロバイダーは Windows でのみ
    利用できます。

  プロバイダーのインストールと削除
    プロバイダーは通常、PowerShell モジュールによってインストールされます。
    モジュールをインポートすると、プロバイダーがセッションに読み込まれます。
    組み込みプロバイダーはアンインストールできません。

    Remove-Module コマンドレットを使うと、現在のセッションから
    プロバイダーを解放できます。このコマンドレットはプロバイダーを
    アンインストールするわけではなく、利用できない状態にするだけです。

    Remove-PSDrive コマンドレットは現在のセッションからドライブを
    削除します。背後にあるデータには影響しません。

  プロバイダーで使うコマンドレット
    プロバイダーが公開するデータは、次のコマンドレットで操作できます。
    これらは多くのプロバイダーで共通して使えます。

    プロバイダーとドライブの操作
        Get-PSProvider 利用可能なプロバイダーを表示します。
        Get-PSDrive プロバイダーのドライブを一覧表示します。
        New-PSDrive 新しいドライブを作成します。
        Remove-PSDrive セッションからドライブを削除します。

    場所の操作
        Set-Location プロバイダーのパス間を移動します。
        Get-Location 現在の場所を表示します。

    項目(アイテム)の操作
        Get-Item、New-Item、Remove-Item、Copy-Item、Move-Item、
        Rename-Item、Clear-Item、Invoke-Item

    内容(コンテンツ)の操作
        Get-Content、Set-Content、Add-Content、Clear-Content

    項目のプロパティの操作
        Get-ItemProperty、Set-ItemProperty、New-ItemProperty、
        Remove-ItemProperty、Clear-ItemProperty、Copy-ItemProperty

    パスの操作
        Join-Path、Split-Path、Resolve-Path、Test-Path、Convert-Path

  プロバイダーについて調べる方法
    個々のプロバイダーについての情報は、次のように入力すると表示できます。

        Get-Help <プロバイダー名>

    たとえば次のように使います。

        # Registry プロバイダーのヘルプを表示する
        Get-Help Registry

        # Certificate プロバイダーのヘルプを表示する
        Get-Help Certificate

        # プロバイダーのカテゴリーのヘルプをすべて表示する
        Get-Help * -Category Provider

関連項目
    about_Locations
    about_Path_Syntax
    Get-PSProvider
    Get-PSDrive
    New-PSDrive
    Get-Item
    Get-ChildItem
    Get-Content
    Set-Location

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原文: PowerShell-Docs (CC BY 4.0) の翻訳 / PSHelpJaJP